メンバーズブログ

ちょっと知りたい不動産の一口知識

借地権や立退き問題、分譲マンションの建替、大規模修繕から再開発まで、何でもお困り事や疑問にお答えします。

2010年4月のアーカイブ

ベトナム国旗1.jpgのサムネール画像のサムネール画像先週1週間、ベトナムへ行ってきました。滞在1日目の第一印象は、「兎に角、蒸し暑い」。湿度90%を越すのではないかと思うくらい、ハノイの4日間は霧雨が舞う日が続いていました。

世界で唯一、フランスとアメリカを撃退した国、ベトナム。ベトナムは、遠く1000年に渡り中国からの侵略とフランス(インドシナ戦争)、アメリカ(ベトナム戦争)と大国を相手に戦い続けた悲惨な過去を持ち、今ようやく英雄ホーチミンにより統一された国で、東南アジア第一の途上国として活気を呈する様は、まるで日本が戦後復興から立ち上がり、東京オリンピック前夜の活況が各所で聞かれる都市となっています。

面積は、33万k?(世界第12位・・ちなみに日本は38万k?)、人口8,520万人、日本のように南北に細長い国で、北部に首都のハノイ(人口650万人で亜熱帯気候に属し、四季がある。)、南部に経済第一都市ホーチミン(旧サイゴンで人口850万人、熱帯気候に属し、雨期と乾期に分かれ4月はその端境期)があります。

今回のベトナム行は、住宅・都市開発の視察がメインテーマでしたので、全工程の95%はハノイ・ハイフォン・ホーチミンと各所の都市開発視察に費やされ、還暦過ぎの体力には相当骨が折れました。が、なるほど共産主義(土地は国家の所有)で他国の人や企業が行う都市開発は難しく、一般の商道徳を離れた経済行為を必要としますが、行えば必ず成功するとの印象を受けました。次回以降ベトナムの住宅事情や都市開発事情を報告したいと思いますが、訪問した都市に関する限り、所得は日本の10分の1以下という貧しさは感じられず、住宅は3?5階建て、分譲マンション価格は年収の10倍を越すと言うのに、即完売するという活況を呈しています。

食べ物も、米文化なので日本人は馴染みやすいとガイドブックには書いてありましたが、多くは油で揚げた料理が多く、その油の不味さで3日目には食欲がなくなりました・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来週から約1週間の予定でベトナムへ行って来ます。

何をしに行くかって? ひょんな事から、それは計画されました。

20年来の東京の仲間達(と言っても、みんな還暦を過ぎているけど)と定期的に新橋の寿司やで飲み会をしています。何せ皆元々建築や不動産を生業としている輩で私以外は一流企業の役員やジャーナリストなので、その話の面白さは格別なのです。40歳前後の働き盛りの頃から2ヶ月に1度程度会合を開いていました。飲みながら建築・不動産行政の話をしたり、たわいないことで騒いだり、年に一度の視察旅行をするなど、それは楽しい信頼のおける仲間達なのです。

昨年末に新橋で集まった時、ハウスメーカーの役員が「日本の住宅戸数は頭打ちになっているので、東南アジア、それもベトナムで住宅建設の事業を立ち上げようかと思っている。」・・・「それ、面白いね。ベトナムは政権も安定しているし、みんな勤勉だって言うしね。」・・・。と、まあこんな話が出だしなのですが、「よっし、みんなでベトナムへ行って、現地の建築・不動産事情を調査しに行こうよ。」と言う話になり、今年の初めに逢ったときには「ベトナム住宅建設事業研究会」が発足しており、急遽ベトナム行きとなった訳です。

私は中学・高校と水泳をしており、丁度ベトナム戦争の真っ只中で、高校ではよく、真っ黒に日焼けした顔を見て、ベトコンとあだ名されていましたし、反戦フォークの全盛でしたね。シーズンオフにはフォークバンドを組んで、ジョーンバエズやPPM、キングストントリオ、ブラザーズフォーの反戦歌を歌っていました。 懐かしナー。

ずっとベトナムへは行ってみたいなーと思っていましたので、楽しみなのですが、ほとんど地元の建築・不動産の見学やベトナムの建築法規・施行のレクチャー、住宅政策、都市計画等の勉強会がぎっしり詰まっています。

でも未だ見ぬ国。ベトナムの報告を今後も少しブログに載せたいと思っています。

きっとためになります。期待してね!?

ベトナムドン1.jpgのサムネール画像

ベトナムの紙幣は、建国の父「ホーチミン」の肖像が描かれています。

紙幣は100万ドンが最高で13種類あるとか。でも、1,000ドンで日本円にして5?6円ですから、100万ドンでも5?6,000円くらいでしょうか。

図の紙幣は10万ドンですから、5?600円ですね。これでビールが何杯飲めるのかナー。