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黒ひげのモノローグ

口・健康・食・旅、歯科医のひとりごと

2015年12月のアーカイブ

 今年もあっという間に1年が終わろうとしています。「未」年のこの1年、いかがだったでしょうか。来年は「申」年ですね。さらに皆様にとって飛躍する1年になることをお祈りいたします。

 今回は歯周病の原因についての健康情報です。ブラッシングが十分でなかったり、砂糖を 沢山摂取すると、細菌がネバネバした物質を作り出して歯の表面に付着します。これを歯垢=プラークといいます。 歯垢(プラーク)は食べ物のカスのように思われがちですが実は"細菌の固まり"なのです。1mg の中に1億個以上いるといわれる 細菌が毒素を出し、虫歯や歯周病を引き起こします。歯周病は細菌感染ですが咽頭炎や肺炎のような感染症とは違い、治療の第一選択が薬物療法ではありません。歯周病の予防注射があったらいいと思いますが、まだ残念ながら無いのです!歯の周りや歯周ポケットの中に歯垢と一緒に細菌が入り込み、時間が経ち量が増え繁殖していくと、体の中で細菌から体を守ろうとして反応(免疫反応)があらわれます。結果的にこの反応が歯を支えている組織を破壊していくのです。歯周病を治療または予防していくにはこの歯垢を減らして体の反応を減少または停止させることが大事となります。プラークは粘着性が高く、うがい程度では落ちません。だから歯垢を取るには"歯ブラシ"が必要となるのです。

 新年には歯ブラシも新しいのに交換してはいかがでしょうか(笑)是非お口の健康維持につなげてください。

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皆様、お口に中特に歯の健康は気になりませんか?

歯の病気には大きく2つあります。

虫歯と歯周病です。特に歯周病は年齢を重ねると気になるところです。

歯周病とはどんな病気でしょうか?  歯周病は、歯垢(プラーク)の中に含まれる細菌が引き起こす感染症で、生活習慣病でもあります。初めは歯ぐきが赤くなって腫れてきたり、血が出るようになります。進行すると歯ぐきの腫れが大きくなって膿が出てきます。さらに歯が動き始め、硬いものが噛みにくくなってきます。ついには歯を支える骨(歯槽骨)がなくなってしまって歯がグラグラになり抜けてしまうのです。最近歯科医院に行ってないなという方は早めに検診を!

いつまでも美味しいものを楽しく食べたいですね!DSC01463.jpg

この記事を書いた人

柏崎 潤

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