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仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり

人と地域を結ぶ連携担当。まちなか情報特派員とともに、地域資源調査やモニター調査・モニターツアー・広報活動を担当しています。

本州最北端の、寒くて、あっづい、うんめぇ話

     

 「本州最北端に、あっづいひとがいる」←熱い思いの人がいる、の意。と、そう言う本人もやたらと熱い「あおぞら組」のクミチョー、島康子さん。あの「マグロ一筋」のテーシャッツの企画や、鯉のぼりにかわって、マグロのぼりをつくって売ってしまう人たちです。

 今回、起業支援のお仕事をさせていただいていることもあり、本州最北端で起業した方を訪ねてきました。

 大間町で3年前に「LLPあおぞらB組」を立ち上げた女性3人の体験談にはじまり、マグロ漁船から直接マグロを仕入れている飲食店「まぐろ長宝丸」の店長、ウェルカム旗振りから商品企画までやってのける「大間エスートクラブ」のエビちゃん。風間浦村では、養豚からヒバ材販売へと業態転向をした村口産業社長の「仕事は、たのしぐやらねばなぁ」という言葉、陸奥横浜町のNPO法人菜の花トラストさんの「地域の菜の花を守りたい」という使命感…あらためて、1件ずつ細かく記載したいくらいの「あっづい」思いにあふれる本州最北端でした。

 あぁ、「おいしいもの情報」でしたね。マグロがおいしいものは「モチロン」なので、ここでは、東通村のそばやさん「田や」さんをご紹介。

 こちらのお店は、もともとまちおこしのために行政の補助をいただいて始めたおそばやさんとのこと。立ちあげ時とメンバーも変わり、業態も変わって、現在はこのお店の代表をつとめる島田さんが、きりもりしています。

 島田さんは、スタッフのローテーションやお金のことから新商品の開発など、お店全体を管理、東京に視察にも行ったりするそうです。伺ったときにも「新商品を真似されたらイヤだから、商標登録などについても勉強している」と。

 東通村って、どこにあるかご存じですか?12月に入り、雪が降り始めるとお客さんが極端に少なくなるそうです。「お店を開けていても、一人もこないときもある。冬場だけは閉めようか、という思いもあったけれど、閉めてしまったら、「もうお店をやっていないのかな」と春になってもお客さんが来なくなってしまうかもしれない、と、島田さんは、冬場でも豪雪の日でも、お店は休まないそうです。

 お店を続ける!という「あっづい覚悟」をもっているんだなと感動しました。もちろん、おそばもおいしかったです。この日は、季節野菜の天ぷらと、地元のブルーベリーでつくったゼリーもいただきました。

 本州最北端には、寒さを感じさせない、あっづい人が、本当に多かったです。

 

 

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この記事を書いた人

稲葉 雅子

稲葉 雅子(株式会社ゆいネット)

人と地域を結ぶ連携担当。まちなか情報特派員とともに、地域資源調査やモニター調査・モニターツアー・広報活動を担当しています。

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