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教育CSRフォーラムを開催しました

  2010.02.13-0100.JPG csr.JPG年度末は、様々なイベントやフォーラムが数多く開催されます。「忙しいときにイベントをやっても、みんな参加できないでしょ!」とずっと思っていたのですが、やる側になってみると、どうしても3月になってしまう理由がよく分かります。国や自治体の事業は1年間のなかでスケジュールが立てられるので、どうしても成果発表などのフォーラムは年度末になってしまうのですね。予算消化のため、ということでもないのです。

というわけで、当社主催のフォーラムも2月と3月に開催されます。ひとつは2月13日に仙台市科学館で行われた「教育CSRフォーラム」です。教育CSRというのは聴きなれない言葉だと思います。これは企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)のうち、社会貢献活動を学校教育につなげていく、というものです。つまり、教育現場への出資や講師派遣、職場体験プログラムの受け入れなど、企業が社会を構成する一員として、主に教育活動へ参加することを教育CSRと言います。

当社では3年前から、地域の様々なものづくり企業の持つ資源を理科実験とつなげるためのコーディネート事業を行っています。いま、子どもたちの理科離れが問題となっており、このままでは日本のものづくりの国際競争力は弱まっていくと懸念されています。工学系の大学教授に聞いた話ですが、入学してくる学生たちの物理や化学に対する力が年々落ちてきており、もう一度高校の物理や化学をやり直さないと講義やゼミについて来れない学生が増えてきている、ということでした。

理科の醍醐味は、何と言っても実験です。子どもたちに、型どおりの実験を体験させるのではなく、企業講師を学校に招き、今やっている実験が将来こういうものづくりにつながっていくのだ、ということを実感させることが、理科に対する好奇心を育て、将来ものづくり人材の育成につながっていく、という試みです。

2月13日のフォーラムには大勢の方々に科学館においでいただき、5社の企業にご協力いただいて実際学校で行った実験の授業を体験していただきました。その後はパネルディスカッションを行い、企業と行政、そして学校が連携して行う取り組みの展望と課題について熱心な討議が行われました。

3月には、子どもたちの職業観を育むキャリア教育のフォーラムが、せんだいメディアテーク7階のシアターにて13時30分より開催されます。詳細は

http://www.zundanet.co.jp/carrier-2010/index.htmlにありますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。次回はこのフォーラムの内容についてご報告いたします。 2010.02.13-0100.JPG

この記事を書いた人

針生 英一

針生 英一(ハリウコミュニケーションズ株式会社)

地域活性化仕掛人。
企業セクターのみならず、行政セクターやNPOセクターとの幅広い連携を通じて、新たな地域の枠組みづくりを手がける。

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